こんにちは
チームtadpoleの今回のブログ担当、梶原です。
サムネイル画像は先日7/21(日)の能代本審査書提出後の様子です。
毎年ARLISSで新しいことに挑戦している高玉研ですが、今年度は新たに挑戦するものが多く次から次へと課題が出てきており、毎日チームで問題解決に取り組んでいます。そこで今日は各班が今年度から新たに取り組んでいることの一部を紹介します。
回路班
長距離無線通信LoRaの搭載
見晴らしの良い場所では20kmほどの通信距離を誇るLoRaを搭載しました。
これにより、ロケット🚀から分離された機体を見失っても無線通信により容易に見つけることが期待されます。
多摩川での通信距離試験では、3km以上の通信を確認しました。
ちなみに、wi-fiやbluetoothの通信距離は100m以下です。
技適の通っている(法律的に問題ない)製品を探すのに苦労していましたが、ちゃんとしたものを買って実装してくれました。
ソフト班
無限回転可能かつシリアル通信方式のサーボモータを採用しました。
サーボモータとは、角度調整など微小な動きが要求される箇所に使われるモータであり(多分)、タイヤなどの回り続ける部分には本来使われません。
しかし、今回新たに採用した近藤科学のサーボモータは無限回転が可能であるため、これによりタイヤなどを回す機能も有しています。(しかし、今年度はこの機能を全く使いません。来年度以降の楽しみです。)
また、シリアル通信方式により1つの信号で複数のサーボモータを同時に動かすことができます。
この複数のサーボモータが今年度の機体の特徴です。
ハード班
4つのサーボモータから構成される機体の尻尾部分を守るため、外骨格なるものを作りました。
この外骨格があらゆる衝撃から守ってくれるため、中に入れる機体の形状をほぼ問わないというメリットがあります。
現在クリアしている衝撃系の試験は、パラシュートの開傘時にかかる開傘衝撃試験、上空から地上に着地するときにかかる着地衝撃試験です。
ロケット発射時に想定される振動試験および分離衝撃試験が残っているため、これらをクリアできるようにするため現在本番仕様の部品で機体を制作中です。
各班、その他にも新しく取り組んでいることがありますが、把握しきれていないため今日はここまでです。
現状の機体の様子です。今年の横転復帰はかっこいいです。
次のブログ担当はソフト班の小林さんです。