チームTadpoleの回路担当中理です。
今年度は,弊研究室において通信機器に初めてLoRaを採用します!
4月末から「LoRa使用するぞプロジェクト」が発足しましたが,色々あって本日やっと使用するモジュールが決定しました.
LoRaモジュール選定までの過程を簡単に説明しようと思います.
まず,海外のサイトで600円くらいの激安小型LoRaを発見!
勢いで発注するが,技適が通っておらず国内で使用できず・・・
国内で販売している小型LoRaを探してES920LRを発見!
様々なインターフェースに対応しているからこれにしよう!
しかし,UARTで接続しなければ制御できないことに気づく・・・
何が問題かというと,今年は,GPS,サーボモータに対してシリアル通信で制御しています.
さらに,ラズパイ Zero Wを使用しているため,TX,RXピンとmicroUSBの2種類でしかシリアル通信ができません.
つまり,シリアル通信をするための方法を考えなければならなくなったのです.
そこで,soft-UARTという,GPIOピンをソフト的にTX,RXピンに変更する方法が出てきました.
しかし,通信速度に制限されているため,ちょっと微妙・・・.
そんな時,ソフト班の北島さんから,
「RXは受信するため,TXは送信するため.
つまり,GPSにはRXピンだけ使って,LoRaにはTXピンだけ使うのはどうだろう」
という素晴らしい発想が出てきました.
この方法で,昨晩と本日実験をしてみました.
GPSのTXピンとラズパイのRXピンを繋いでGPS座標を取得→無事取得できた!
LoRaのRXピンとラズパイ のTXピンを繋いで文字情報を別のLoRaに送信→無事送受信できた!
これで問題なく,長距離通信できそうです.
長距離通信試験が楽しみですね!



次回のブログ担当は梶原くんです!