上野が国際会議ISTS2019にて口頭発表を行いました.
ISTSは宇宙に関する様々な技術について議論を行う国際会議です.内容は様々で,SLIMに関する話ではクレータ検出アルゴリズムや月面探査機の航法について,その他では最近ホットなはやぶさ2号や小惑星リュウグウについての話から宇宙生活のための技術や地球観測に至るまで様々なトピックで議論を交わしていました.
今回私はSLIMにおける髙玉研の手法TSMを簡単化した内容とその効果について発表を行いました.質疑では精度だけではなく,時間,リソースその他さまざまな観点から手法はどう機能するのか?また手法の持つ様々な機能についての妥当性はどうか?などについて議論を交わしました.今後に活かしていきたいと思います.
学会名:The 32nd International Symposium on Space Technology and Science
場所:AOSSA and Happiring (福井県福井市)
日程:6月15日-21日
発表内容
- Fumito Uwano, Takato Tatsumi, Akinori Murata, Keiki Takadama, Hiroyuki Kamata, Takayuki Ishida, Seisuke Fukuda, Shujiro Sawai, and Shinichiro Sakai
“How to Select Appropriate Craters to Estimate Location Accurately in Comprehensive Situations for SLIM Project”
ちなみに今回の開催地は福井県でした.福井といえば恐竜,永平寺,東尋坊などが有名です.特に永平寺はISTSのポスターのど真ん中に載っており,福井駅は以下の写真のように恐竜で飾られています.下の写真は学会のポスターに写っている永平寺ですが,本堂ではありません.本堂は趣のある綺麗な場所なので福井に来ることがあれば行ってみるのはいかがでしょうか?蕎麦も美味しく個人的に福井は良いところでした.

福井駅正面
永平寺